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〜 創想雑誌 〜
−>>2004/09/01/(Wed) 捜索願!
- canopus SPECTRA WX25 を修理に出してからおよそ2週間が経った。
>特別な問題を除き発送期間を含めまして、約2週間前後お時間をいただいております。
この文面によるとそろそろのはずであるが、まず有償修理確定である今回の修理出し……まずは、
>有償修理の場合につきましては、お見積もりの提示までに約1週間前後――――
ということで、いい加減見積もりの連絡があっても良いはずである。
……が、私は一体どの手段で連絡して欲しいと指定しただろうか…。既に忘れてしまった。
仮に明日、連絡が来たとしても、
>当社にて修理代金の入金確認後、製品の発送期間を含め、約10日間前後お時間を頂戴します
ということで、まだ一週間以上は待たねばならない。不便である。
>修理期間中に製品を使用できなかったことによる不便さ、営業損失は、無償修理、有償修理にかかわらず保証いたしかねます。
ということだが、まぁ、不便というのは当然仕方ないが、趣味の範囲で使っているだけなので営業的損失という事は起こらない。
寧ろ、「返ってくるのが遅い」……ということで、ネタに出来るため、どちらかというと営業的利益になっている。
それはそうとして、早く見積もりの連絡を頂きたいものだ。
by Signature Line
>宏哉:ACC*visualization
先日、新しく自転車を買った。彼女が乗る自転車がないからだ。
私が自転車を使っていたり、一緒に買い物に行ったりする時に困るからだ。
初めは彼女の為に新しい自転車を買うつもりだった。
しかし、彼女が「今ある自転車でもいいから、宏哉が新しいの買い」と言ってくれたので私のを新調した。
あれこれ迷った挙げ句、21段変速ギアのMTBにした。
実に快適。淀川に架かる橋を疾風のように駆ける事が出来る。坂道も楽々だし、段差を越えてもお尻が痛くない。
新しい自転車を買うことを許してくれた彼女に感謝感謝である。
−>>2004/09/03/(Fri) さらば、テープ。
- 引っ越しして早一ヶ月。
仕事しながらも徐々に部屋は片づくもので、高校野球に突入する頃には大方が片づき、生活するに不便無い状態で今日を迎えているわけだが、その間、ずっと手を付けていなかった聖域があった。
「VHSテープ」の箱 x3 である。
ずっと押入の下段でガムテープの封も解かれずに、一ヶ月以上放置されていたのだが、漸く今日、解体に着手した。
本当ならば引っ越しする前に行っておくべきなのだが、とりあえず、殆どのVHSテープを新居に持ってきてしまった。
まずは、明らかに要るものともう見ないであろうものを分別する。
さらに、現在再放送でDVD録画している作品なども廃棄。
また、数々のラベリングされていない謎のVHSの中身も確かめて、分別。
絶対保存はVHSが完パケとなっているリニア時代の作品。
主に、高校時代の体育祭のビデオだが、これは棄てられない。劣化を考えて後日デジタル化する予定だが、当面は着手出来そうにない。
また、私が撮影などに関わった作品のパッケージも何本もあるため、制作主がDVD化して渡してくれるその日まで保存の予定である。
とりあえず、段ボール3箱のうち、1箱相当が不要テープとして出来た。
それでも、デジタル化待ちの分を含めて結構な量が手元に残る。
一時期と比べればかわいいものだが、これ以上VHSを増やすわけにはいかない。
今現在はVHSテープはエアチェックなどには利用していない。
ただ、自分が就いた仕事では、可能なときは中継車内でVHS収録して貰って、それを持って帰って復習する…という手段のためにVHSテープは若干今も利用している。中継車で録画して貰うテープにはVEさんにお願いすればパッチングで現場のインカムのやりとりも収録出来るので、家でエアチェックしておくより復習に便利なのである。
閑話休題。
一応、予定していたスペースにVHSテープはすべて収まりきり、空間を占有していた余計なVHSテープを処理することが出来た。
あとは、デジタル化計画を実行するのみ。
予定ではS-VHSデッキからDHR-1000にてDV録画。それをDVStromでキャプチャして、修繕と調整を施してMPEG2へ。
最終的にDVDへ焼いて保管である。
作品によってはDVテープ収録を最終保管の形態にする可能性がある。
問題はS-VHSデッキである。
私が使っているのはPanasonicのNV-SB800WというS-VHSデッキだが、流石に古さを感じさせる。
買った当時は驚くほどの画質で、喜んでいたのだが、もはや………。
どれだけデジタルで保存してもソースの原画再現力ですべてが決まってしまう。
だから、出来るだけ綺麗に忠実に再生するビデオデッキで原画抽出をしたい…。
今、狙っているのはVictorのD-VHS HM-DHX1 。
現在7万円ぐらいだが、先述の通りエアチェックには今後テープを使用することはない。
今ある自主作品のデジタル化の際の“再生”の為だけに欲しいのである。
重要な作業ではあるが、たった十数本の為だけに7万だして新しいテープデッキを今更買う気にはなれない……。
どうしたものか………。
だれかHM-DHX1持ってて貸してくれる身近な人は居ないものかと……。
by Signature Line
>宏哉:ACC*visualization
WX25。
canopusからの連絡を待っていたが、結局2週間たっても連絡が来ず。
結局こちらから電話して状況を聞いた。
有償修理15,750円也。
といっても、すでにWX25の補修部品はないので、代替品としてRFX5900 Ultra なるビデオカードが充てられる。
しかし……RFX5900 Ultra に15,750円。
WX25の本来の補修費用ではなくて、RFX5900 Ultra の在庫処分特価……という感じがします。
同じ値段でもっと、速いカードが買えるのでは……と、対応をどうするか、現在回答保留中です。
−>>2004/09/07/(Tue) HDR-FX1 will be Next Stage
- 遂にSONYから1080i対応のHDVカメラが発売された。
型番は、何もかも新しいといえる『HDR-FX1』
SD時代の“VX”の称号から、新たにHD時代を担う“FX”の称呼が冠される。
SONY公式サイトで製品情報が公開されているのでそれを元に、HDR-FX1がどういうカメラになるのか、発売前に検証してみたい。
まず、気になるのが何よりも価格である。
1080iのHDカメラが欲しいならば400万円も出せば手にはいるが、我々ハイアマチュア層が欲するのはそういう物ではないし、そもそも手が出ない。
発売前は60万前後……という憶測もあったが、SONYがHDR-FX1に付けた市場推定価格は、40万円。
放送用HDカメラ(本体価格)の1/10以下という低価格を実現した。
旧来のフラグシップ機であるVXシリーズが36万円台を常に提示してきた事から考えても、これはかなり低価格である。
アクセサリなどは従来の物が多く使えるため、バッテリーなどを新規に購入する必要もなく、初期費用は正にHDR-FX1に対する40万円の出費のみとなる。
さて、続いて気になるのが画質である。
創想雑誌でも以前述べているが、1080i HD映像をMPEG2圧縮して25Mbpsに収めた場合の画質にはかなりの不安がある。
これをどのようにSONYが新たなテクノロジーで解決してくるかと言うところが大変に注目を集めていた所であると思うが、今回SONYは新開発の『HDコーデックエンジン』を投入して、膨大な情報量を持つHD映像の高画質圧縮に挑戦している。
HDコーデックエンジンは4つのLSIチップから構成されており、ノイズリダクションや各種映像信号を処理し、またダウンコンバート処理もこなす“ベースバンドシグナルプロセッサ”。HD映像をMPEG信号にエンコードする“HD-MPEGビデオエンコーダ”。反対にMPEG映像をHD映像としてデコードする“HD-MPEGビデオデコーダ”。エラー訂正信号など、HDV規格に必要なさまざまなデータを付加する“HDVストリームプロセッサ”からなる。
コーデックLSIは省電力設計にもなっており、液晶モニタを併用してもNP-F970バッテリーで3時間以上の長時間撮影が可能となっている。
また上記プロセッサを通る前にCCDからの映像をデジタル化する必要があるが、そのA/D変換には従来のA/Dコンバータを向上させた“14bit HD DXP”を搭載している。
CCDは新開発の HD CCDで、1/3型総画素112万。
SD画像も従来機(DCR-VX2100)よりも高画質を実現しているという。
最低被写体照度は6lux。
VX2100の3luxなどと比べてしまうと暗いように思うが、SONYの現行の一般向け機種(DCR-PC350やDCR-HC1000)などが、11luxであることを考えると、十二分に明るい。
そもそもCCDの単位面積あたりの画素がSDよりも小さくなってしまい、集光率の分が悪いHDカメラで、この低照度を実現しているのは感心する。
これにはオンチップ・マイクロレンズの技術により改善されている。
このあたりは、メガピクセルCCDとその小型化に伴って養われてきた技術であり、メガピクセルCCD市場の成果は今後のHDV市場にも大きな技術的成果を提供してくれるだろう。
さて、画質ももっとも左右するレンズには“バリオ・ゾナーT*”レンズを採用。
以前にもTOPの「AV/PC/Broadcasting情報 」で記述したが3CCD対応のカールツァイスレンズがやはりここに来て採用された。※
また多層膜コーティング“T*コーティング”によりフレアやゴーストといった画質へ悪影響を及ぼす乱反射などを抑制している。
フィルタ径は、72mmとVX2100などの58mmを大きく上回り、集光性を向上させている。
なお、72mmのフィルタ系は Panasonic の DVX100シリーズがそれであり、今後のワイコンレンズなどのラインナップにおいても期待出来る。
気になる焦点距離だが、ワイド端は35mm換算で32.5mmと大変に広くなっている。
VX2100などが43.2mmしか無かったことから考えても如何に広くなったかが分かる。
ただし、これも残念なことにDVX100では既に実現していた広さであり、しかもDVX100はSDでそれを実現している。
HDR-FX1は16:9の画角で32.5mmであるので、16:9の特徴であるワイドという部分ではDVX100に劣る。
つまりは、SD画角で切り出した際に従来通り狭くなる…ということであり、SDモードで32.5mm、HDでさらに横に広く……となれば凄かったのだが。
鏡筒内部のレンズも従来機の9群12枚から11群16枚へと大幅に増え、テレ側でも各種収差を抑えることが出来るようになっている。(DVX100は11群15枚)
周辺解像度の低下をどれだけ防げているのか……特にHD解像度になれば許容錯乱円が小さくなるため、周辺ボケが目立ってくる。レンズ増加の成果に注目したい。
ズーム比は光学12倍と従来の倍率を踏襲。
ズーミング機構はすべて電動式であるが、鏡筒部分のズームリングは新開発となっており、従来のVX2100などにあった、ワンテンポ遅れたフィーリングや浮ついた感じから、どこまでメカニカル式のダイレクトなズーム操作の感覚に近づいているのかが気になる。
そのズームリングを見てみると、リングには操作時に指をかけるノブもついており、また目盛りも打たれているため、VX2100のような最望遠/最広角に関係なく回り続ける相対角度によるズーミングセンサではなく、絶対角度による機構であると思う。
ただし、あくまでもサーボ式の機構に於いて機械式の操作性を実現させているのであるから、例えば電源を切った後、ズームリングを回してしまうと、再機動時にどのような対応をするのかは是非とも確認してみたい。
恐らく起動後直ぐにズーム機構が作動して該当倍率までズームが動くはずである。
アイリスは、結局この機種も我々の願いを裏切って、鏡筒部同軸配置ではなくレンズ部下部についた。
位置的には親指を使って操作出来る部分になるのでVX2100やDVX100などよりは幾分か使いやすいポジションになっているといえるだろう。
アイリスの切り替え段階はF1.6〜11までの24段階だが、そのステップ間の明るさの調整は、PD170やDSR250のように滑らかに変化するようだ。
また、どちらに回せば明るくなるか…といった回転方向も自分好みに設定出来るなど嬉しい配慮がある。
嬉しい配慮といえば、マニュアル操作の部分が大分業務機種のような体裁になっている。
例えば、ホワイトバランスのメモリは2ch用意されているし、またGAINもH/M/Lの3段階の切り替えを行うスイッチ。各段階のゲイン値には、0/3/6/9/12/15/18dBの明るさを任意に設定することが出来るなど、放送・業務カメラを彷彿とさせる。
この辺りは、プロからの現場の要望が大きく反映されていると見る。
さらに待望していた機能としてユーザー設定ボタンが追加された。
以前から私も檄を飛ばしていたが、切り替え頻度の多い「手ぶれ補正」の入/切やカラーバーなどを割り当てることが出来るようになり、使い勝手が格段に向上するだろう。
メニューもユーザカスタマイズ出来るようになり、よく使う項目や項目の順番入れ替えなどが出来る。
3.5型ワイドハイブリッド液晶モニターがハンドル部前方についた関係で、見栄えはどうもパっとしないデザインだが、ボタンやスイッチの多さには好印象だ。
実際の使い勝手や、画質は実機を見て、触ってみないことには何とも言えないが、DVX100の良いところを盗んだ部分も含めて、大変に期待出来ると言える。
またノンリニアシステムのベンダー各社も早速1080iHDVへの対応情報を出してきており、家庭や低予算番組の現場でHDR-FX1は急速に浸透していくかもしれない。
いよいよ民生フィールドでのハイビジョン事情が面白くなってきた。
とりあえず、私はこのHDR-FX1を元にしたミドルクラスHDV機器…つまり肩乗せタイプのカメラの登場を待ちたい。
DSR-390などの新開発ではなく、Panasonic AJ-D200のような、光学ブロックや信号処理系だけをHDR-FX1から流用し、あとのレンズ部分やVTR部分などは本格業務仕様のスタイルを取るようなカメラを期待する。
そうすれば、レンズの操作性はDSR-250のような中途半端なことにならないし、VTRもMini DVだけではなくて、標準カセットも利用出来るSONYお得意のコンパチブルタイプになるだろう。
こんな妄想が現実になった日に、私の映像環境が激変する事は間違いない。
なお、HDR-FX1の発売予定日は2004年10月15日。
あと半月余りである。
>HDR-FX1製品情報;
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-FX1/index.html
>プレスリリース(1);
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200409/09-0907/
>プレスリリース(2);
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200409/04-0907a/
>プレスリリース(3);
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200409/04-0907b/
>canopus、ソニーHDV1080i ビデオカメラをネイティブサポート
http://www.canopus.co.jp/press/2004/sony_hdv.htm
>Adobe、アドビ システムズ社がAdobe Premiere Pro用 HDV規格対応プラグインを発表
http://www.adobe.co.jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200409/20040907pre_plugin.html
>ユーリードシステムズ、「MediaStudio Pro 7」HDプラグイン発表
http://www.ulead.co.jp/aboutulead/pressReleases/0409/s_hdv.htm
>SONY、VAIOでの「デジタルハイビジョンハンディカム」対応について
http://www.vaio.sony.co.jp/Info/2004/info_0907.html
by Signature Line
>宏哉:ACC*visualization
遂に出ました待望のSONY HDVカメラ『HDR-FX1』!!
う〜ん、取り敢えず公式サイトの情報しか頼る物がありませんが……欲しいなぁ〜。
でも、う〜ん。妄想が現実になる日を待つか……。
そもそもハイビジョンテレビ持ってないですし……これが結構ネックです。
妄想機種が140万円ぐらいで出て……フルHD表示可能な液晶ハイビジョンテレビを買う……って無理です。
でも、ハイビジョンテレビ買うならフルHD!
今のフルHD解像度未満のプラズマテレビなどは買う気になれません。
プラズマでフルHD解像度が出るのはいつのことなのでしょうか。
取り敢えず、これからしばらくはHDR-FX1の面白い情報をもとめてネット徘徊の日々です。
−>>2004/09/16/(Thu) 帰還せり。
- 待ちました。
待ちこがれましたよ…。
漸く昨日、修理出ししていた canopus SPECTRA WX25 が手元に帰ってきました。
約一ヶ月の不在でした。
今回canopusに修理出ししたのは初めてだったのですが、サポートフォーラムによく上がっている「修理を依頼している製品はどうなっていますか?」という質問が多いのが何となくわかりました。
canopusはある意味に於いて“仕事が早い”です。
ただし、事務レベルなのかどうなのかわかりませんが、依頼主…つまりお客へのインフォームが遅いというか、放置される傾向にあるようです。
今回私は1ヶ月以内に何とか修理期間を収めましたが、これも各手続きのポイントにはすべてこちらか電話をして、次段階への処理を促した結果です。
まず一番初めの電話は当然「壊れたみたいなので修理して下さい」です。
これで、まず故障品を送ります。
カノープスのWEB Site には「見積もりに1週間ほど」とあり、また「預かり期間は約2週間」となっていました。
まずは、1週間放置しして、canopus側から反応があるか確認します。
残念ながら連絡は無く、そのまま2週間待ちました。
2週間が経った時点でこちらから問い合わせをします。
「私の修理品はどうなっていますか?」と。
ここで、「代替品を送ります」という返事がありましたので、数日代替品を受け取るかどうか考えました。
そして、価格性能比から判断して代替品を受領することにし、その旨をcanopusに連絡します。
その際に、私は代金の支払いを「郵便振替」にしておいたのですが、確認すると「入金の確認には2〜3営業日かかります」と言われました。
この電話の直後に郵便局に代金を振り込み、後は私は代替品を受け取るだけの体制となります。
が、一週間経っても送品がありませんでしたので、振り込みから一週間後に再びcanopusに連絡すると「発送の準備は整っていて、これから発送します」ということ。
ただ、その場合、私の出張期間…すなわち自宅不在の時期と重なると思い、「明日の午前中か、それが無理なら来週の月曜日にして欲しい」と要求すると、「担当者に確認して、後ほどメールに連絡します」ということで、何とか発送に漕ぎ着けました。
15時過ぎぐらいに連絡したので、翌日の午前中…というのには心許なかったのですが、結局ちゃんと翌日は15日の午前11時に製品が届きまして、出勤前にPCに実際に組み込んで動作確認を取ることが出来ました。
結局代替品を受け取るかどうかで3〜4日迷いましたが、修理出しから返送まで約1ヶ月掛かったわけです。
どうも、裏では仕事をしている……って感じで、連絡を取れば直ぐに「いつでもOKです。」という対応ばかりだったので、canopusの修理出しにおいての上手い対応は、『修理出しする』->『一週間後に見積もりを聞く』->『お金を振り込んだら2〜3日後にその旨を伝える(或いは、入金証明をFAXする)』と各段階でこちらから連絡を取っていけば最短で製品が返ってくる可能性があります。
ただし、私の場合は代替品返品でしたから『入金』から『返送』が早かったですが、部品交換などによる修理の場合は若干時間が取られるかもしれませんね。
とりあえず、canopus側からのアプローチが無かったのが残念でしたが、それぞれのこちらからの要求にはしっかりと応じて貰えたので、まずまず満足しています。
ちなみに、代替品の canopus RFX5900 Ultra。
その実力がどれほどの物かはまだ分からりません。
FF11のオフィシャルベンチでベンチマークを取ろうとしたましたが、何故か最後の方で突然プログラムが終了してしまいます…。
3ds MAX 上では取り敢えず動いていたのですが、まだちゃんと使ってないので何とも言えないですね。
このRFX5900は放熱のために2ブラケットを消費するタイプですが、現状の編集マシンに取り付ける為にはPCIバスから一本何かカードを追い出す必要があったため、日頃使ってなかったIEEE1394カードを外して取り付けています。
また放熱ファンですが、起動時は全く五月蠅くなく、今までの静音環境と大して変わらない静けさを保っているのですが、ベンチなど一旦グラフィックカードに負荷が掛かる仕事をさせると、急に高い回転音が鳴り響き、結構五月蠅いです。
まぁ、次のマシンまでの繋ぎなのでしばらくは我慢するとしましょう。
上がRFX5900。下が壊れてしまったWX25(涙)。
by Signature Line
>宏哉:ACC*visualization
只今、ゴルフ出張中。
本日初日です。
今はホテルに帰っているのですが、嬉しいことにインターネット環境完備。
ノートPCを持ち込んだ甲斐がありました。
最近はインターネットが利用可能なビジネスホテルが増えてきていて嬉しい限り。
Air H"が使われることなく、月々基本料金だけ引かれていくのもちょっと辛いですが…。
−>>2004/09/18/(Sat) 「HDR-FX1」を触ってきた平和な今日この頃。
- 追記:「デジタルハイビジョンハンディカム体験セミナー」でフィールドテスト映像を見ましたが、良い感じでした。映像の破綻はほぼなかったですね。
ソニーのHDV 1080i規格カメラ「HDR-FX1」が、銀座ソニービルのショールームに先行展示されている!!・・・とソニービルのウェブサイトで情報を得ました。ちょうど時間的都合もついたので早速、行ってみる事に。
展示コーナには、HDR-FX1が2台置かれており気軽に触れるようになっていました。到着すると業界な方が触っており人気の高さが・・・(苦笑)2台のうち1台は三脚に乗せた状態で、コンポーネントでソニーのハイビジョンテレビに接続され視聴できる状態。もう1台は単体でショルダープレースが付属された状態。ちなみにサンプルの被写体として、軽く照明があてられている「花」が撮影できるようになっていました。
で、まず思ったこと。「この価格帯としては、十分使えるカメラ」ではないかと思いました。欲を言えば画質について不満がないわけではないですが(というより、無論、ありますが)、素直に思った感想です。
あまり細かく見ることはできませんでしたが、個人的主観で判明した点を。まずMPEGエンコーダについて。ビクターのGR-HD1が発表されたときのサンプル映像を見て問題にされた点がブロックノイズ等のMPEGエンコーダの性能でした。今回のHDR-FX1でも一番気にしていたのがこの点でしたが、展示コーナで色々実験して見てみるとブロックノイズは、ほぼ気になりませんでした。MPEGエンコーダに不利な部分では若干出ますが、GR-HD1のブロックノイズの出方とは比較にならないかと思います。
全体的な画質については、先ほども述べたようにこのクラスでは十分使えるのではないか・・・と思いました。解像度や色表現の物足りなさがありますが。もちろん、このクラスでどこまでの画質・性能を求めるか・・・という前提に基づいてです。
ズームリングについて。改善点は、目盛りがついて絶対位置になったぐらいでしょうか。機械式ではありません。クイックズームな操作もできません。ほぼVX2000/VX2100/PD150/PD170のズームリングに近いです。電源を切った後、ズームリングを動かして再度電源を投入すると、電源投入後の起動中にズームの位置を移動します。(実際には戻す瞬間は起動中のため、黒い画面が表示されている)同様に例えば、サーボでズームを使用していて、マニュアルに切り替えた際、ズームリングは絶対位置になっているわけですから、サーボ>マニュアルの切り替えの瞬間にズームの位置を移動します。
重さについて。はっきりいって重いです。この重さを片腕だけで支えるのは結構つらい事でしょう。アクセサリーでショルダープレースが用意されていることも納得できますね・・・。
以上の情報はあくまで個人的主観ですので、ご参考程度にまで。後は実機を振り回して見る事をお薦めします(苦笑)
by Signature Line
>TDC:TDC Office JAPAN
ニュース更新が遅れるときは許してください〜(涙)すいません〜(涙)
海外の情報が早いとき、自分の英語力のなさを痛感する今日この頃です・・・(涙)
−>>2004/09/25/(Sat) HDVの可能性を見る。
- 昨日、24日。
大阪は心斎橋のソニータワーにて、「デジタルハイビジョンハンディーカム体験セミナー」が開講されたため、SONYのHDR-FX1の実力を確かめるべく足を運んだ。
会場はソニータワー最上階9階。
こじんまりとした会場ではあったが、FX1の実機が10台前後用意されており、また、ハイビジョン用マスタモニタや分解模型なども用意されていた。
セミナーは完全予約制で、1回あたりの定員が20名と少なく、案の定私が参加したセミナーは満員になった。
参加している人間を見てみると、金曜日の日中と言うこともありアマチュア層が半数以上であろうか。特に年配の方が多かった。
2〜3人は明らかに“映像プロダクションの人間”という体で、同業者の臭いがぷんぷんした。
セミナーはまずFX1の製品概要ビデオが10分程度流され、その中でFX1で撮影した映像も見られた。
視聴はSONYの大型プラズマモニタを使用。
参加者全員がモニタに釘付け状態となる。
それぞれ視聴の思惑はあろうが、大別すれば「画の美しさに引き込まれ」と「ノイズなどの画質の瑕疵がないか」という理由であろう。
画質の結論を言ってしまうと「すっごい綺麗」である。
はっきりいってOK。問題ない。
このFX1の映像を見て、改めて我々の脳裏にVictorのHD1の画像が悪夢的にこびり付いていたかがよく分かる。
HD1の画像を見るからに、このFX1にも同様の懸念を持ってしまったことは致し方ないが、FX1の画像は明らかに従来のSDとは次元が違うし、HD1の存在は鮮烈な悪例であったと出来るだろう。
冒頭の製品概要は基本的によくある「製品の性能を良く見せるための」ものであったので、この時点では私もまだまだ安心していなかった。
きっと、破綻が出てくるはずだと……期待に近い予想をして、虎視眈々とその瞬間を見逃すまいと目を見開いていた。
ビデオの上映が終わると、講師の方が登場された。
このセミナーの講師を務められたのは、元NHKカメラマン、現NHK文化センター講師の浜谷修三氏である。
浜谷氏は8月頃からFX1を使ってフィールドテストを続けてこられたという。
実際に浜谷氏が撮られた映像を見ながらの講習となったが、この時の映像こそがFX1の実力を過不足無く表しているといっても良い。
映像は現場的な……つまり、かなり酷な使い方しての映像となっていたのだ。
綺麗な花や風景をフィックスで捉えているだけではない。
森林の木々の中や逆光、移動撮影、果ては空撮とFX1が実際に活躍するであろうフィールドで様々な映像が撮られている。
そして何といっても、FX1の映像に信頼をおけると私が悟った映像が、「荒れた海。その海の波が絶壁の岩にあたって、波頭が砕け、そして飛沫が空気中に拡散して……」というものだ。
波の表現、泡沫、白波、霧散する波浪……MPEG的な破綻が起こっても全くおかしくない光景である。
しかしFX1は見事に描ききった。細かな泡も、飛び散った飛沫も。
これはSDには表現出来ない正に「空気」であった。
我々がずっと求めていたFX1の動く…しかも条件の厳しい映像。
その中でもFX1は悠々とハイビジョン映像を綴っていたのである。
最早あら探しの必要はなくなった。
あとは、映像の美しさを堪能するのみである。
逆光の中でも手前の被写体のディテールや色も少なからず残す。
スミアも低く、夜の町の車のヘッドライトを正面から受けても、何の問題もない。
MPEG2の限界なのか、全体的に立体感に欠けるような嫌いがあったが、色は落ち着いていて、解像感も申し分ない。
無論、我々が今日まで知ってきたハイビジョンの映像には見劣りするし、欠点も多くあると思う。
しかし、我々が知っているハイビジョン映像とは何だろうか。
FX1と比較されるべきハイビジョン映像とは何であっただろうか。
それは唯一、業界標準のHDCAMフォーマットである。
しかし、一方で1000万円、もう一方で40万である。
同等のレベルを求める事自体が無理があるのである。
しかし、FX1の実力は時にその比較を許容してしまう。
それほどに、完成度は高い。
FX1の映像に文句を言うことは出来る。しかし、それはHDCAMと比してである。これだけで凄い事ではないだろうか。
最も懸念されていた映像の破綻。これに関してはFX1は全く心配する必要がないと感じた。
素人が子供の運動会で振り回しても、何の心配も要らないだろう。
1ヶ月以上フィールドテストをされた浜谷氏に個人的に聞いてみたが、破綻した映像は今日までの撮影の中では無かったそうだ。
NHKの同僚の方々にも製品を実際に見せて触ってもらったようだが、技術陣からも現場からも「これなら使える」というリアクションが返ってきたという。
実はNHKとしては、小型のHD取材機材というのは切実な問題である。
今NHKの報道はどんなニュースであろうと何処の支局であろうと、HDCAM取材が基本であって、現場のHD化は急速に進んでいる。
現場で見ていても、NHKだけがHDCAMで民放は皆ベーカムSPである。
それほどにNHK的にはHD取材は日常化している。
しかし、一方で問題もあって、HDではサブカメラが用意出来ないという問題もあるようだ。
SDの取材であれば、PD150などがサブカメラの役割を担ってきたわけだが、HDではそれに相当する機材が事実上無かった。
実はNHKではVictorのHD1も検討したことがあるそうである。
しかし、直ぐに「これは使い物にならない」という烙印が押されたそうである。
そこにきて今回のFX1であるのだから、期待は大きいだろう。
さて、あとは幾つかカメラ本体の撮影機能について触れておきたい。
まず、真っ先にその操作性を確かめた部分が、ズームリングである。
「機械式の操作性を実現させた」とあったので、期待していたのだが、残念ながらVX2000などと操作性は変わらない。
ただ、絶対位置になっただけであった。
カタログによるズーム速度は望遠端から広角端まで最速1.7秒。
クイックズームとは言い難いし、最速でズームリングを回そうとすると、若干タイムラグがあるようだ。
この点は一番残念な点である。
ユーザー設定ボタンは、やはり有用である。
早速、メニューから設定ボタンの一つに「手ぶれ補正」を割り当ててみたが、実に快適。この操作の簡便化をするのに一体何年の歳月を要したのだろうか。
私の手持ちの機材的にはCCD-TR3300以来である。
液晶ファインダーは十分にフォーカスが取れると思った。
拡大フォーカスボタンがあるが、これを使うか使わないかはカメラマンに拠るだろう。
しかし、確かに拡大機能を利用するとフォーカスが合わせやすかった。
これは放送ハイビジョンカメラ用の2.7型カラービューファインダー“HDVF-C30W”にも採用されている機能である。
フォーカスがシビアになるHDでは今後必要になってくる機能ではないだろうか。
アイリスダイアルは、欲を言えば鏡筒部分に同心軸で付けて欲しかったが、左の親指でさわれる位置に持ってきてあるだけでも大分改善されている。
VX2000などでは液晶モニタを開いてちょっと斜めにすると“明るさダイアル”がさわれなくなってしまったものである。
フィーリングは若干重めで、グイッグイッと回す感じだ。
クローズから開放までは、親指の動きで2回を必要とする。
実際の撮影では、クローズから開放まで一気に動かすアイリス操作というのはそうないであろうから問題はないと思う。
ただ、アイリス操作のオート/マニュアルの切り替え位置が若干リングから遠いのは残念だ。
リングそのものには十分な余裕があるのであるから、リング自体をクリックすることで、オート/マニュアルが切り替わる…という機構でもよかったのではないだろうか?
この点についてはFX1の開発担当の方と話す機会があったため、提案してみた。
講師の浜谷氏も同感だそうで、二人して開発担当の方に後継機での改善を求めた。
あと、面白いと思った機能が「ショットトランジション」という機能だ。
これは、予めA/Bのボタンにズーム(画角)やフォーカス、アイリスなどを登録出来るもので、例えばAボタンで奥の被写体に画角とフォーカス、ホワイトバランスを合わせておいて、次にBボタンに手前の被写体の画角とフォーカス、ホワイトバランスを登録しておいて、その設定を実行すると、自動的に設定通りの画作りへと映像が変化していくのである。
フォーカスとズームなどは自分の腕でも出来そうだが、それと同時にホワイトバランスを変化させたり、明るさを変化させることは難しい。
それが出来てしまうのだから、“人間離れした映像”を撮ることが作為的にできる。作り込みたい撮影などでは使えそうである。
重さはやはり2kgと、少々重いなぁと思った。
VX2000を使っている時よりも早く腕に疲れが出てくる。
ショルダーブレースは欲しくなると思う。
以上が、セミナー中に実際に見たり触ったりして実感したことである。
セミナーが終わってからは各々が会場に置いてあるFX1を自由に触わり、その使い心地を確認できた。
録画することも可能であり、また放送用マスターモニターも設置されていたためそれを使って画を確認することも出来たそうだ。
私もあれこれFX1を弄り倒してから、会場を後にしようかとも思ったのだが、会場内に講師の浜谷氏が戻ってこられているのを見つけたので、会場閉鎖までずっと浜谷氏とお話しさせて頂いた。
一応私も業界人ではあるが、あくまでも今日は一個人の趣味として会場に来ていることを断ってから、いろいろとFX1とこれからの現場での在り方などを考えてみた。
浜谷氏は、今回SONYのセミナーの講師をされているとは言え、全面的にSONY FX1擁護者になっておられる訳ではなかったので、実際の使用感や画質については、信頼出来る情報を頂けたと思う。
アイリスの操作性もそうだが、「このデザインがあまり……」とキャリングハンドル部の液晶モニタを指して仰っていたところに、共感を覚えた(笑)
その後、開発担当の方も合流して、3人でFX1について喋る事が出来たが、昨年に某ノンリニアシステムベンダーに呼ばれて、本社まで行って意見を言わせて頂いた時同様、開発技術者が現場(ユーザ)の声に耳を傾けられる姿勢は実に真摯である。
正に“傾ける”という表現が正しく、私の一文字一句を聞き逃すまい…とする勢いを感じた。
最後にさりげなく、FX1の業務機の話を振ってみたが、やはりVX2000:PD150以上に大きな改良が加えられる感じである。
詳細は分からなかったが、浜谷氏が得ておられる情報からも、この点は確実なようで、単に音声回りだけの強化だけではないだろう。
個人的にはGEN-LOCKが掛けられるとかなると、放送現場での需要は大きいとおもうのだが…。
画質の点で言えば、FX1は購入して損はないだろう。
あとは、サイズや操作性などをどれだけ納得して購入するかだ。
VX2100以上の操作性であることは確実なので、現状のVX2100などの操作性で全然問題ないのならば購入を検討する価値は十分にあるだろう。
とりあえず、私はもう少し市場の様子を見ようかと…。
業務機版も大変に気になりますし……。
ただ、浜谷氏の推察では、「HDCAMの市場の問題から、HDVの肩乗タイプの機種は難しいでしょうね」ということでした。
私が、「Canonの光学系と、SONYの回路系が手を取り合った機種が出るといいのですけど」と言うと、浜谷氏も「それは、理想的なカメラになりますね」と、誰しも期待するところは変わらないようです。
※この日の記事を読んだ読者の方から、記事に対するご批判を頂きましたので、お断りと追記をさせて頂きます。
私は結局この日はセミナー終了後に浜谷氏とずっと話をさせて頂いていた為に、FX1をじっくりと触って、細かく画質を確認することはできませんでした。
会場にHDマスターモニタが設置されてあることは記事内で触れましたが、そのモニタを使って自分が画質をチェックすることはできておりません。
民生用のプラズマモニタに映し出されたファーストインプレッションのみでの画質評価です。
当記事のみで、FX1の購入を決定なさる方はいらっしゃらないと思いますが、過度の期待や誤情報を提供してしまっている事がありましたら、深くお詫び申し上げます。
現在はセミナーへ行ってFX1の実機を触ってきた他の方々も、その評価をネット上の掲示板などに書き込まれていらっしゃるようです。
ベテランの方の批評も確認出来ますので、より詳しくお知りになりたい方は、他のサイトなども是非ご参照下さいませ。
ただ、実際に実機を触られてご自身で判断なさるのが一番であると思います。
FX1の問題点などが誌面では十分にお伝え出来なかった事を、心よりお詫び申し上げます。(2004年9月27日)
by Signature Line
>宏哉:ACC*visualization
漸くFX1に触れることが出来ました。
サイズは、VX2000よりもちょっと大きめ。
一回り大きい…ということはありませんが、友達に「夏休みにちょっと太った?」って言う感じの太り方。
VX2000のようなスリムさはありません。ただ、やはりボタンの多さは魅力。
画質も魅力的で、この品質が今後スナップ撮影でも得られるのか…と思うと不思議な感じです。
あぁ…HDV規格。コーデックがしっかりしていれば使えるじゃないですか。
うずうず……うずうず……。
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