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〜 リアルタイムプレビュー 〜
(提出日:02/10/25)
ユーザーに待ちに待たれた機能の一つが、このリアルタイムプレビュー機能である。
現在まで Avid や Final Cut Pro、Vegas Video ではソフトウェアによるリアルタイムプレビューが実現しており多くのフィルタとトランジション、モーション設定を有するPremiereでのリアルタイムプレビューの実現が待たれていた。
また、DVStorm 2ユーザからしてみると、対抗馬であるMatrox のRTシリーズではMatrox社側がPremiereのフィルタのリアルタイムプレビューを実現させるなど辛酸を嘗めさせられていた。
DVStorm 2もPremiereのオリジナルエフェクト系がリアルタイム処理を実現するように期待していたが、結果的にPremiere側が先にリアルタイムプレビュー機能をつけて発表してきたことになる。
これで、遂にDVStorm 2とPremiereの機能をシームレスにリアルタイム処理できるようになった!! ……………と思ったのだが、canopus USA の canopus Forum へのユーザーの書き込みで、DVStorm 2とPremiereのリアルタイム機能が排他的でしかない事がわかってガッカリ……。
つまり、Premiere6.5のリアルタイム機能とDVStorm 2のリアルタイム機能は同時には利用できない…ということである。
それはさておき、早速Premiere6.5のリアルタイムプレビュー機能を使ってみた。
起動後、「プロジェクト設定の読み込み」から DV-NTSC real-time Preview プリセットを選択してするだけでPremiereのリアルタイムプレビュー機能が利用できる。
タイムラインにクリップを配置後、エフェクト等を設定し、“Enter”キーを押してリアルタイム処理でのプレビューを始める。
レンダリングプレビューを利用するには“Shift + Enter”で再生するとレンダリング後に再生となる。
また、利用するハードウェアは最終的に外部に出力する際はDVStorm 2 ではなく汎用IEEE1394ボードを利用する必要があるので「DVデバイスコントロールオプション」で接続DV機器の設定をする必要がある。
なお、「プロジェクト設定」の「キーフレームとレンダリング」内の「レンダリングオプション」の「リアルタイムソフトウェアプレビュー」のチェックを外すと、“Enter”でレンダリングプレビューとなり、“Shift + Enter”でリアルタイムプレビューとなる。
さて、リアルタイムプレビューの効果の程であるが、あくまでも『プレビュー』であって、画質はあまり良くない。
リアルタイムプレビューには相当なハードウェア性能が必要らしく、ドラフト画質・フレーム落ちでの再生となる。
また、Windows上ではプレビュー画像はIEEE1394からの出力は行われず、テレビ画面には「×」が表示されるだけである。なお、MacintoshではプレビューオプションがありFire Wire(IEEE1394)への出力が可能であるようだ。
IEEE1394から出力するには一旦レンダリングプレビューをしてから再生する必要がある。この際、テレビ画面上の画像は滑らかであるが、Premiereのモニタではフレーム落ちした映像になる。
筆者は、DV映像を扱うようになってからはcanopus DVRaptor とDVStorm-RT 支援でのモニタプレビュー画面しかしらないので、こうもPC上ではフレーム落ちするものか…と驚いている。
繰り替えすが、IEEE1394から出力されたテレビモニタ上での映像は問題ないので誤解のないよう。
Premiere6.5でリアルタイムプレビューが出来るのはPremiere上での編集結果の全てでの機能であり、エフェクト(サードパーティ製も含む)・トランジション・透明度・モーション設定・静止画(タイトル含む)・速度全てがリアルタイムにプレビューできる。
また、Altキー を併用したマウスによるスクラブ再生も従来よりも滑らかに再生されるようである。
Premiere6.5でDVStorm 2のトランジション、フィルタ系は勿論利用できるが、処理はあくまでもPremiere側のリアルタイム処理であり、DVStorm 2 のハードウェアは一切使われない。
実際利用してみて、Premiereのモーションやトランジションなどがリアルタイムでプレビューできることは大変に心地よいのであるが、やはりそのプレビュー画質やプレビューの映像が外部モニタにて見られないのはDVStorm 2などを利用した編集環境から比べると、なにかしら窮屈な印象がする。
現状ではPremiere6.5とDVStorm 2のリアルタイム処理機能は排他仕様となっているが、何れはどちらかからの機能共有への歩み寄りがあるものと願っている。