#!/usr/local/bin/php 【Next-Zero】『DVStorm 2 緊急レポート(/ビデオ アウト プラグイン)』
 
 


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〜 ビデオ アウト プラグイン 〜


(提出日:02/10/02)



  • ビデオ アウト プラグイン
  •  PCを使った編集は便利である。
     特に、グラフィックが気軽に入れられ、テロップもフォントや色が無制限といえるほどに揃えられるのは嬉しい話である。これは「ビデオくん 編集スタジオ」を私が使っていた頃からの喜びであったが、問題も無いわけではなかった。
     一つには、PCのRGBが表現できる色とテレビモニタのNTSCが表現できる色が違うことによる「色空間」の問題である。
     端的に言えば、PCで制作した色の中にはNTSCが表現できる規格をオーバーしているものがあるということである。
     例えば、白。NTSC の 白 100 IRE は (R,G,B)=(235,235,235)となり、RGB上での作業の感覚で(R,G,B)=(255,255,255)で白を作るとクリップすることになる。いわば(R,G,B):(235,235,235)〜(255,255,255)の色はNTSCモニタ上では正確に出せないということである。
     なお、(R,G,B)=(235,235,235)というのは、下図の左の色であり、PC上で見ればもはや灰色である。しかしながら、これでもNTSCモニタ上(…特に民生機)では眩しいぐらいに「白」である。

    RGBモニタで見たそれぞれの“白”
    波形モニタで見たそれぞれの“白”

    左:(235,235,235)/右(255,255,255)


     これは、全ての色に言えることであり、PCで制作したグラフィックなどをNTSC出力する際はこの違いに気を付けないと、妙に眩しいグラフィックスになったり、思っているのとは違う色が出力されてしまう。

     また、仮にグラフィックスを720*480の解像度で制作してもその全領域がテレビ画面上に映るわけではない。例えばテロップをPhotoshopなどで制作した際に、キャンパスギリギリの底辺にテキストを乗せても、テレビモニタ上ではオーバースキャンで見切れてしまう。
     そのためにも、実際にテレビモニタに出したときにどの範囲が正常に表示されるか分かるようになれば、スムーズに効率よくレイアウト出来るようになる。

     そこで、以上をふまえ、今回新たにDVStorm 2 にプラグインとして追加されたのが、「ビデオ アウト プラグイン」である。
     これは、PC上で作ったグラフィックをその場でNTSCモニタに出力して、色味を確認できるプラグインである。
     今回はAdobe Photoshop、Adobe After Effects、NewTek LightWave 3D に対応したプラグインが付属している。
     残念なことに私は LightWave 3D を所有していないのでこちらの検証は出来ないが、Photoshop と After Effects についてはいつもお世話になっているので、早速こちらにはプラグインを追加して使ってみた。
     なお、今後 3ds MAX 対応やPainter 対応…といったようなプラグインが出てきてくれると嬉しい。

    After Effects プラグイン
     これはAfter Effects のコンポジションウィンドウに表示された映像をNTSCモニタに出力するためのプラグインであり、対応バージョンは After Effects 5.5 ということだが、当方は5.5へのアップグレードは行っていないので、5.0での検証となる。
     従来から、このプラグインは単体販売もされていたのだが、如何せん2万5千円もしたためとても買う気が起こらなかった。
     それがこのアップグレードで1万円で手にすることが出来るのであるから、それだけでもこのアップグレードは価値がある。
     使い方は至って簡単で、プラグインインストール後は、普段DV素材を編集する通りにAfter Effects を使用してやればいいだけの話である。
     コンポジション設定が720*480でなくても映像はちゃんとNTSCに出力される。たとえば320*240のコンポジションを設定すれば、NTSCモニタの中央部に320*240の範囲で表示される。(デフォルト)
     環境設定で、設定を変更してやれば全画面表示も出来るようになるので、必要に応じて使い分けると良いだろう。

    After Effects プラグインの
Video-Outの設定


     また、コンポジションウィンドウだけでなく、フッテージウィンドウでも出力されるので、フッテージの確認もタイムラインに乗せる前に出来る。

    After Effects の
コンポジションウィンドウの
映像を出力した様子

    After Effects のコンポジションウィンドウの映像を出力した。


     私の場合、作品をワイドテレビで見ることも想定して作品を制作するので、実際にワイドテレビに出力してフッテージの座標調整が出来るのは大変便利だと感じた。

     なお、このプラグインはあくまでコンポジションウィンドウなどの映像をDVStorm のハードウェアを介してNTSCモニタに出力するだけの物であり、レンダリング速度が向上したりするわけではない。
     ただし、レンダリングで生成されたAVIデータを再生するときと同じプロセスでプレビュー処理が行われるため、DVStorm による YUV 4:2:2 データ形式の高画質なビデオ映像を得ることができる。
     いずれにしてもプレビュー確認するには便利なプラグインである…ということである。

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    Photoshop Video Out プラグイン
     これもAfter Effects プラグイン同様、Photoshopのキャンパス(?)上の画像をNTSCモニタに出力するためのプラグインである。
     私は、テロップやインポーズするグラフィックなどの作成は全てPhotoshopに任せているので、かなり活用することが出来るだろう。
     ただし、このプラグインはAfter Effects のそれとちがって、画像を出力確認する際に一回一回モーションを起こす必要がある。つまり、キャンパス上の画がNTSCモニタに垂れ流される訳ではないということである。
     キャンパス上の画を出力するには、

    Photoshop Video Out プラグインの利用の仕方


     というように、メニューのファイルから書き出してやる必要がある。
     なお、マニュアルには「アクション」を使って、ショートカットキーやファンクションキーで呼び出すと便利であるとかかれているので、当然頻繁に使う機能なら登録しておいた方がいいだろう。

    Photoshop のキャンパス画像を出力した様子

    Photoshop の キャンパス画像を出力した。


     なお、上載の画では、ガイドのような線が見えているが、これは私の自作ガイドラインであり、Photoshopで引けるガイド線は出力されない。


     このPhotoshop Video Out プラグインが対応するPhotoshopのバージョンであるが、 公式にはPhotoshop 7.0、Photoshop 5.0LE 対応と言うことであるが、筆者のところのPhotoshop 6.0でも問題なく出力できた。

     ただし、次のような情報を当サイトをご利用のyozanさんから頂いた。

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

    私も期待していた、「Photoshop プラグイン」ですが、ワコムのタブレットにバンドルされていた「Photoshop Elements」ではインストールできませんでした。

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


     ということである。
     Photoshop は、通常版/LE/Elements とラインナップが多いので注意が必要である。



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